
スクリーン印刷FAQ
クリーンルーム・品質について
多色刷りの色ズレ対策は、どのようにしてますか?
多色刷りの色ズレ対策の主のものは、以下の通りです。
🔵多色版の製版精度の確保
各色の版データを正確に重ね合わせ、フィルム出力や製版を行う必要があります。
製版の際には「一色目の版に対して他の版を合わせる」という手順を徹底し、誤差が累積しないようにします。
製版に使用する原版フィルム(ポジやネガ)は湿度や温度変化により微妙に伸縮することがあるため、保管条件にも配慮してください。
🔵寸法変化対策
印刷前にあらかじめ熱処理を行い、基材の伸縮応力をリリースしておくと、印刷や乾燥で起こる寸法変化を低減できます。
特にPETフィルムなどでは乾燥過程での収縮が色ズレの大きな要因となるため、試作段階で温度や時間を設定し、寸法変化を事前に把握しておくことが重要です。