
スクリーン印刷FAQ
シルク印刷について
DIC、PANTONEや塗装見本の指定色で、スクリーン印刷をお願いできますか?
はい、DIC、PANTONEや塗装見本の指定色でのスクリーン印刷は可能です。
色見本を実際の素材とは違うケースが多い為、弊社では実際に素材での色校正を行うことも可能です。
色の見え方は、さまざまな要因によって影響されます。
その要因別について、下記を参考にしてください。
1. 素材の違いによる影響
素材自体の特性が色の見え方に大きく関わります。
🔵吸収性: 紙や布などの吸収性素材では、インクが染み込むことで色味が変化します。一方、金属やプラスチックなどの非吸収性素材では、表面の滑らかさや反射率が影響します。
🔵表面仕上げ: マット仕上げでは色がくすんで見える一方、光沢仕上げでは色が鮮やかに見えます。
🔵素材の色: 素材が白ではなく、有色(例:クラフト紙や透明フィルム)の場合、下地の色がインクの発色に影響します。必要に応じて白インクをベースに印刷するなどの対策が求められます。
2. 光源の影響
光源の種類や特性は色の見え方に直接的な影響を与えます。
🔵種類: 太陽光(自然光)、蛍光灯、LED、ハロゲンランプなど、それぞれの光源は色温度やスペクトルが異なり、同じ色が異なって見えます。
例: D65(日中の標準光源)下で見た色と、電球色の下で見た色は違って見えることが多い。
🔵強さ: 光源の強弱によって、明るさや色の鮮明さが変わります。
方向性: 斜めからの光は影や反射を生み出し、色が正確に見えなくなる場合があります。
3. 観察角度の影響
反射光の変化: 特に光沢や金属インクを使う場合、観察角度によって色が変化して見えることがあります。これを「メタメリズム現象」と言います。
方向性の指定: 印刷時に方向性(素材の表面の向きや印刷方向)を統一すると、見え方の違いを最小限にできます。
4. 大きさの影響
色の面積効果: 小さな面積では色が鮮明に見えにくく、大きな面積では色がより鮮やかに見えることがあります。
例: カラーサンプルの小さなチップで見た色と、実際に大きなポスターに印刷された色では印象が異なる場合があります。
5. 背景色の影響
背景色は隣接効果(コンストラスト)を通じて、色が異なって見える原因となります。
例: 白い背景上の青色と、黒い背景上の青色では、同じインクを使っても印象が異なります。
6. 観察者の個人差
🔵色覚の違い: 人によって色の感じ方が異なるため、完全な一致は難しい場合があります。
例: 色覚特性によって、赤や緑を認識しにくい人がいる。
🔵心理的要因: 周囲の色や環境が観察者の色の見え方に影響することもあります。
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